どうぶつが目をつむったときみたいに。

冷たい風は全てをどこかへ飛ばしてくれて 冷えた空気はいろんなことを思い出させてくれる
海は寒い日に行く場所なんだよ 今も昔も。
暑い夏なんかに行くよりも
吐く息も白いようなそんな日に 海の色と音と匂いを感じるのがいいんだ。


きょうは学校に行った。
インスタレーションの授業の課題がほとんど終わった。
あとは実際に設置する場所に置いたときの印象として 先生と私が気になったところをすこし手直しするだけ。
手直しといっても5分ほどで終わるようなことだから、もう完成といってもいいくらい。
「やりたいことやってみただけ」わたしはいつも本能でしか動いてないんだ。
とある先生がわたしのことを
センスがいいってことなんだろうけど、予期せぬところでことがうまく運んでしまったり 
あまり考えずになんとなくいいものがなんとなく出来てしまうし、
本当は「〜なってしまった」なのに、それが「〜した!」ように見えてしまうからこわい。
と、言っていて、今回の課題でもなんとなくそれがでてた。
はじめは大きさや素材が足りないだとか、不安要素がたくさんあったのに
なんとなくその場その場の判断で全体を考えずに作ったものたちを
最終的に組み合わせるときにだけバランスなんかを考えたりしてぷわーっと組み合わせたら
まるで、すべてが計算通りの寸法 みたいにすべてが型にはまってしまった。
これはセンス以外のなにものでもないのかもしれないけど
こんな風にぱっとなにかが形になってしまうのはこわいことだ。
不十分な破片を集めているのに、組み合わせるとなんとなく形になってしまうなんて、
まるで はりぼてみたいだ。
もっとどんぞこまでおちて苦労するということがわたしにはきっと必要なんだ。


でもまだそれはずっと先の先の先のことがいいな。
ほんとうはくろうなんてしたくない、
このセンスが薄っぺらか本物かというのがいちばんおおきなもんだいで
これがほんものならば すべてかいけつ◯
薄っぺらなら くびでもくくるか、もっと愛される生き方をしよう◯


おやすみなさい 


コアラみたいに眠りたい。